JDK(Java開発環境)
JDKとは
JDKは、Javaプログラムの開発環境です。
開発環境と言うとなんだか大袈裟に聞こえますが、人間が読めるプログラムをコンピューターが理解できる機械語に変換するソフトウェアです。
JDKのダウンロード
JDKダウンロードページから、お使いのパソコン(OS)用のJDKをダウンロードして下さい。
注意しなければならないのは、OSが32ビットなら32ビット版、64ビットなら64ビット版のJDKを使わなければならないということです。
この記事では、Windows版としてjdk-7u45-windows-x64.exe(64ビット版)、Linux版としてjdk-7u45-linux-x64.tar.gz(64ビット版)をダウンロードするものとします。
次に、OS毎のJDKインストール方法について説明します。
Windowsへインストール
1. ダウンロードしたファイルのアイコンをダブルクリックします。
途中でインストール先など、いろいろと訊かれますが、何も変更せずに「次へ」ボタンをクリックして先に進んで下さい。
インストール完了画面が表示されれば、正常にインストールが終わりました。
「閉じる」ボタンをクリックして終了させて下さい。
2. 環境変数PATHを設定します。
ここではWindows 8.1での操作方法を説明しています。
マイコンピューターのアイコンを右クリックして、システム画面を開きます。
そして、画面左端の「設定の変更」をクリックし、システムのプロパティを開きます。
「詳細設定」→「環境変数」とたどり、環境変数設定ウインドウを開きます。
画面下半分に、「Path」という変数があるのでそれを選択し、「編集」ボタンをクリックして下さい。
変数値の先頭に、「”C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_45\bin”;」を付け足します。
注意
Pathの内容を間違って設定すると、インストール済みの他のソフトウェアが動かなくなる場合があります。
あらかじめ、Pathの内容をコピー&ペーストして、テキストファイルとして保存しておいた方が安全です。
「jdk1.7.0_45」の部分は、インストールしたJDKのバージョンによって異なります。
また、インストール先のディレクトリを変更した場合も、適切なものに変更して下さい。
※Windowsのバージョンによっては、「Program Files」を「Progra~1」に変更しなければならない場合があります。
変更が終わったら、「OK」ボタンをクリックして下さい。
3. javac,javaコマンドの動作確認
コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを打ち込みます。
C:\>javac -version jdk1.7.0_45 C:\>java -version java version "1.7.0_45" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_45-b18) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 24.45-b18, mixed mode)
インストールしたJDKと同じバージョンが表示されることを確認してください。
Linuxへインストールする
Linuxには多くのディストリビューションが存在しますが、ここではCentOS 6.4へインストールしています。
しかし、他のディストリビューションでも同じ方法でインストールできると思います。
1. ファイルを解凍し、JDKを丸ごと任意のディレクトリ直下に移動します。
/usr/localの下にインストールするのが一般的ですが、特に決まりはありません。
$ tar xvzf jdk-7u45-linux-x64.tar.gz $ sudo mv jdk1.7.0_45 /usr/local/
2. 環境変数PATHを設定します。
(例)
$ export JAVA_HOME=/usr/local/jdk1.7.0_45 $ export PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin
毎回設定するのは面倒なので、.bashrcなどに記述しておくと、ログイン時に自動的に設定されます。
3. javac,javaコマンドの動作確認
端末ソフトを起動し、ちゃんとインストールされているか確認しましょう。
$ javac -version javac 1.7.0_45 $ java -version java version "1.7.0_45" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_45-b18) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 24.45-b08, mixed mode)