VirtualBox共用フォルダ設定
共有フォルダでホストOSとゲストOSのやり取りを行う
VirtualBoxを使えばWindowsの中でLinuxを動かすことが出来るようになりますが、そのままではゲストOSとホストOSがつながっていないので、ゲスト-ホスト間でのファイルのやり取りができません。
そこで、共有フォルダの設定を行います。
共有フォルダを使えば、このフォルダを介してファイルのやり取りが出来るようになります。
以下、CentOS 6.4minimalでの作業内容をまとめています。
設定方法
カーネルヘッダーファイルが必要です。
インストールしましょう。
$ sudo yum -y install kernel-devel
Perlがインストールされていないときは、Perlをインストールします。
$ which perl (/usr/bin/perlや/usr/local/bin/perlが表示されないときだけ、以下のコマンドを実行する) $ sudo yum -y install perl
ゲストOSのウィンドウで、[Guest AdditonsのCDイメージを挿入・・・]を実行します。
ホームディレクトリ(/home/solimaなど)にcdromというディレクトリを作成し、仮想CD-ROMドライブをマウントします。
$ mkdir cdrom $ sudo mount /dev/sr0 cdrom mount: ブロックデバイス /dev/sr0 は書き込み禁止です、読込み専用でマウントします
cdrom/に移動し、設定シェルスクリプトを実行してください。
$ cd cdrom $ sudo sh VBoxLinuxAdditions.run
テキストインターフェースの時は、
Installing the Window System drivers [失敗] (Could not find the X.Org or XFree86 Window System.)
とエラーが表示されますが、特に問題はありません。
続いて、ゲストOSのウィンドウで、[共用フォルダ]を実行します。
共用フォルダのパスとゲストOS側(CentOS)で認識するフォルダー名を入力して、[OK]ボタンをクリックしてください。
「共用フォルダー」画面に戻ったら、[OK]ボタンをクリックしてください。
再び、ゲストOS(CentOS)で操作します。
CentOS側で共用フォルダーをマウントするディレクトリを作成してください。
ここでは、ホームディレクトリ直下にguest_commonというディレクトリを作っています。
$ mkdir ~/guest_common
そして、以下のコマンドを入力して、共用フォルダーをマウントします。
$ sudo mount -t vboxsf common ~/guest_common
これで、CentOSの~/guest_commonディレクトリとWindowsのK:\commonがつながりました。
OS起動時に自動的にマウントさせるには、/etc/rc.localに以下の行を追加して下さい。
mount -t vboxsf common guest_commonの絶対パス