簡単なJavaプログラムを書く
基本的なJavaプログラム
Javaプログラムの書き方について説明します。
プログラムを動かすためには、JDKをインストールしなければなりません。
説明は後回しにして、テキストエディタを立ち上げて以下のプログラムを打ち込み、「HelloJava.java」というファイル名で保存して下さい。
(ファイル名) HelloJava.java
public class HelloJava { public static void main(String[] args) { System.out.println("Hello, Javaプログラム。"); } }
Windows環境で保存するときは、文字コードをShift-JISにして保存して下さい。
プログラムのコンパイル
続いて、プログラムをコンパイルします。
コマンドプロンプト(Windowsの場合)や端末ソフト(UNIX系OS)から以下のコマンドを入力してください。
以下、コマンドプロンプトや端末ソフトのことを「コマンドライン」と呼ぶことにします。
$ javac HelloJava.java
※「$」はbashのプロンプトです。
Windowsでは、「C:¥>」のようになります。
コンパイルエラーがあったときは、エラーメッセージを読んで修正してください。
大文字と小文字の打ち間違いがないか、;(セミコロン)を忘れていないかなどを注意して下さい。
※Windows環境でプログラムをShift-JIS以外の文字コードで保存すると、コンパイルエラーが発生します。
このときは、「Windows版のjavacでエンコーディングMS932にマップできません」を参照してください。
プログラムが正しく入力されていれば、プロンプトが表示されてコンパイルが終了します。
そして、カレントディレクトリにHelloJava.classというファイルが作成されます。
プログラムの実行
コマンドラインから以下のコマンドを入力してください。
$ java HelloJava Hello, Javaプログラム。
「Hello, Javaプログラム。」というメッセージが表示されれば、プログラムは正常に動いたことになります。
Java基本法
今回のプログラムは非常に短く単純なものですが、それでもJavaの基本的な規則が含まれています。
1. ファイル名とクラス名について
Javaプログラムのファイル名は、.javaという拡張子を付けます。
そして、.javaを取り去った残りの部分がpublicなクラス名でなければなりません。
たとえば今回のプログラムの場合、ファイル名はHelloJava.javaです。
このファイル名から「.java」を取ると「HelloJava」になります。
プログラムの1行目で、
public class HelloJava {
とあるように、HelloJavaがpublicなクラス名になっています。
言い換えれば、「public class クラス名」と名づけられたクラスは、「クラス名.java」というファイル名で保存しなければなりません。
2. .javaファイルをコンパイルすると.classファイルが作られる
.classファイルのことをクラスファイルと呼びます。
3. Javaプログラムの実行は、「Java クラス名」
クラス名は、クラスファイルから.classを取り除いたものです。
今回は、HelloJava.classをクラスファイルに指定したので、
$ java HelloJava
と入力しました。
4. プログラムの開始は、public static void main
javaコマンドを実行すると、引数クラスのpublic static void mainが自動的に呼び出されます。
つまり、ここがプログラムのスタート地点となるわけです。
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